真菰とは

真菰（まこも）？初めて聞いた！という人が多いと思います。知名度は低いですが、日本神話の時代からある植物です。
神事には欠かせない真菰ですが、美容と健康にもいいって知っていましたか？

真菰（まこも）は、東アジアや東南アジアに分布するイネ科の多年草です。水辺に群生し、沼や河川、湖などに自生します。
スーパーの店頭にはあまり並んでいませんが、食材にもなります。真菰の若い茎や葉は、天ぷらや煮物、味噌汁などの料理に使用されます。ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養が豊富に含まれているため、健康や美容への効果が期待できます。
真菰は食材として利用されるだけでなく、日本の伝統的な神事や祭り、工芸品などにも使用されています。

日本神話には真菰について、いろいろな記述があります。
古事記には、真菰は天地開闢（かいびゃく）の神々の一神として記述されていますし、古事記と日本書紀において、スサノオ（須佐之男命）が最初に地上に植えた植物とされています。
神話に多数の記述があり、いにしえの時代から真菰は神聖な植物とされています。
現代においても、出雲大社ではしめ縄は真菰を使い、日本中の多くの神社の神事に真菰は欠かせません。

奈良の元石清水八幡宮の神職の方とのご縁から、悠妙庵では元石清水八幡宮のご神田で栽培した真菰を使っています。
真菰を育てて収穫して頂いた神職のみなさまとボランティアの方々に感謝いたします。ワークショップでの活用や悠妙庵に来てくれた方達への健康のために今後も活用させて頂きます。

真菰蒸しのデトックス効果により、体がスッキリして整います。
寝ても疲れが取れない人や体がだるい方には特にお勧めです。

真菰のしめ縄といえば、出雲大社。その他の神社でも重宝され、真菰は神事には欠かせません。
一般の家庭用に真菰でしめ縄は作れます。お正月に飾ったり、神棚に飾ってみてはいかがでしょう。
あなたの手作りの真菰のしめ縄を神棚に飾ると神様も喜んでくれると思います。

添加物や化学物質は体にいいとは言えません。とはいえ、全てを生活から排除するというのはなかなか難しいですよね。
できるところから少しづつ、体に優しい成分に変えることが、健康維持に繋がります。
長い人生ですので、コツコツと少しづつ試してみてはいかがでしょう。